交通事故の症状

交通事故による症状として最も多いのが「むち打ち症」ですね。

その他に「骨折、捻挫、打撲、腰痛、手足の障害、 めまい、痛み、しびれ、だるさ、不快感」なども症状として出ることがあります。

どの症状であっても、交通事故が原因の痛みは総じて長引きやすく、後から症状が出る事もあり、非常に厄介です。

どんな小さな交通事故でも、普段、身体には掛からないような大きな衝撃が加わっています。

交通事故直後はアドレナリンやエンドルフィンが分泌され、興奮状態にあるので痛みを感じにくいですが、冷静になり落ち着いた後で急激な痛みが襲ってくる事も良くある話です。

交通事故!痛みは感じないけど、どうすれば?

交通事故による症状は、放置しておくと後遺症になりやすく、今後の日常生活において支障を来たす事もあります。

ですので、放置すること無く、しっかりと治療を受けて頂き、完治するまで整骨院等の医療機関に通う事をお勧めします。

交通事故による症状で最も多い「むちうち症」について

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むちうちとはどんな外傷か?

交通事故による外傷は、打ち身・捻挫・骨折・頭部外傷などがあります。

その中で最も多い外傷が「むちうち症」です。
「むちうち症」は正式な名称ではなく、診断名として正式には「外傷性頚部症候群」と診断され、症状が比較的軽度な場合は「頚部捻挫」という診断名になります。
交通事故の衝突時に、首が前後にムチのようにしなる動きが強制されることから「むちうち症」と呼ばれるようになりました。

交通事故による「むちうち症」の発生機序

「むちうち症」の発現機序は大きく分けて、正面衝突・側面衝突・追突の3つがあります。

人間の首の動きで正常と言われる運動範囲は前後方向ともに、おおよそ60°程度とされています。

その運動範囲を超えて、それ以上に前後への動きが強制されてしまうと、首の周辺の組織(筋肉や靭帯)が伸びすぎて切れたり、極端に縮んだりして「むちうち症」の症状が出てきます。

「むちうち症」の発生機序で最も多いとされるのが、後方からの追突により発生するもので、むちうち症の全体の90%を占めています。

むちうち症の分類と症状

「むちうち症」の症状は個人差があり、交通事故の被害状況、被害者の体質・年齢などによっても違ってきます。

また、交通事故の直後は、首が大きく動き、頭が揺さぶられる事で脳震盪が起こり、短時間の意識障害を起こすことがあります。

むちうち症が重症である場合、脊髄の周りの腫れや内出血、神経が損傷する事により手足が麻痺してすることもあります。
重傷の場合は、損傷の度合いにより手術も視野に入れなくてはなりません。

それ以外について、症状を大別すると次のようになります。

1. 頚部捻挫型

頚部の捻挫を主とした症状であり、筋肉や靭帯、関節包が損傷し、症状として出るものです。
主とした症状として、頭痛、頚部の疼痛、頚部の筋肉の圧痛、頚部の運動制限がみられます。
脊髄に損傷はありませんので、自律神経失調症状や神経根症状はみられません。

2. バレー・リュー症候群型

主に神経根に損傷を受けて起こるものです。
首の急激な伸び縮みする動きにより、神経根に損傷が起こると、その神経が支配している領域の、身体の箇所に痛みや痺れが出てきます。

上位頸椎(首の上部分)の神経根が損傷した場合は、顔や後頭部、頭の頂上部分の痛みや痺れ、一部の運動制限、知覚障害などが起こります。

下位頸椎(首の下部分)の神経根が損傷した場合は、首から肩、腕にかけての放散痛、しびれ感、上肢の筋力低下、筋萎縮、運動及び知覚障害などが起こります。

3. 椎骨脳底動脈循環不全型

脳底動脈といわれる動脈が圧迫される事で、その支配下における視床下部や脳幹部への血流障害により、頭痛、頭重、眼精疲労、耳鳴り、難聴、めまい、声のかすれ、記憶や集中力の低下などの自律神経系の乱れが、また内臓の症状として、食欲減退、消化不良、吐き気などの胃腸障害が起こりやすくなります。

4. 低髄液圧症候群型

「低髄液圧症候群」といわれるもので、むちうちの外傷により髄液が漏れ出す事で髄液圧が低下します。

髄液圧が低下すると、頭痛、はきけ、めまい、脱力感、集中力・思考力の低下、視力障害など、様々な症状がみられます。

むちうち症の治療

「むちうち症」の治療は、受傷からの時間的経過により

  1. 急性期
  2. 亜急性期
  3. 慢性期

に分けて行うのが一般的です。

本章では主として、むちうち症の70%を占める「頚椎捻挫」を例として述べていきます。

1. 急性期(受傷~1か月)

炎症、腫れが強い、少し動かすだけで痛みが出るなど。
損傷の程度にもよりますが、ゆとりを持って1か月程度とします。

この時期に重要なのは、頚部の「安静」と「固定」です。

急性期初期の「安静」は非常に重要であり、これが後遺症の有無を左右すると言われています。

病院などへの入院については、頚椎捻挫には必要ない、とされるのが一般的です。
ただ、神経根症状、知覚障害、手足の麻痺など、それらの症状がはっきりしている場合は急性期の期間は入院が必要だと判断される事もあります。

「安静」と「固定」の意味で、ギプス固定やカラー固定をされる場合がほとんどです。
固定期間が長すぎると、首周りの筋肉が衰え萎縮し、予後不良となりますので、経過と共に固定は外してもらいます。

2. 亜急性期(1~3か月)

亜急性期の治療は、長期間の固定により衰え萎縮した首の筋肉を強化し、関節の運動性を高めていく為に、運動療法、温熱療法、牽引といった物理療法を主として行います。

運動療法は、筋力トレーニングとして、首の筋肉の収縮・弛緩させる運動を行い、温熱療法は、ホットパックや赤外線、超音波、低周波等があります。

牽引に関しては、筋肉の緊張が強い時は危険なので禁止されています。
運動療法、温熱療法で十分に筋肉を弛緩させてから牽引は行います。

神経根症状がある場合は、亜急性期から慢性期に移行する頃に、大後頭神経のブロック注射や、自律神経失調症状に対して星状神経のブロック注射などが行われます。

3. 慢性期(3か月~)

服用する薬は必要最低限にとどめ、神経根症状や自律神経症状には神経ブロックを10回を目途に行います。

神経根症状が一向に改善しない場合は、その後の手術も視野に入れなくてはなりません。

比較的症状が安定し、筋肉や靭帯の強化、関節の運動性を高める上での運動療法。
マッサージ、整骨による体のバランス調整も行います。

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